キャムコムグループ 倉科様（以下、倉科様）：私たちは、創業以来成長を続け、それに伴って新卒社員の採用数も増えていますが、これまでの戦略上、知名度を上げる必要性がありませんでしたので、当社を知っている学生さんはほとんどいません。そこで、学生に自社を知ってもらうツールとして、2017年に当時の流行語にもなったInstagramの活用を決めました。ですが、実際に運用してみると、想像以上に運用工数がかかるにもかかわらず、その効果や反響が見え難く、どうしても採用面接など、重要度の高い業務が優先となり、いつしか全く更新されなくなってしまいました。
そんな中、近年の新型コロナウイルスの影響により、オンライン就活が一般化すると共にSNSを就活情報ツールとして活用する学生がますます増加している現状を見て、急いで手を打たなければ手遅れになると思い、Instagramの活用を再開することに決めました。
従来のナビ媒体では学生を集めることが困難になってきていることからも、新たなチャネルとしてSNSを有効活用することが採用成功への道だと考えたことも理由のひとつです。

― 「SNSは工数がかかる割に採用に直結しない」という声を、採用担当の方からよく伺いますが、それでもInstagramを活用しようと思ったのは何故でしょうか？

倉科様：そうですね。実際に一度失敗していますので、採用に直結するものではないことはわかっていました。確かにSNSは単年での効果を期待できるツールではありません。そもそもナビ媒体とは目的が違いますし。ですが、就活生は先輩の就活を観察して、自分の就活の参考にするでしょうし、（ナビ媒体や）企業のHPからは、その企業の実態は見えてきません。そう考えると、単年で母集団形成や惹きつけがリセットしてしまう媒体では限界があります。就職前の学生にもリーチでき、自社の実際の姿を知ってもらえるSNSは、中長期的に考えると、ブランディングの観点から影響力が大きく、自社の努力次第で集客できる非常に有効なツールになりうると考えます。学生が企業情報の収集と研究にSNSを活用していることは、採用した新卒社員からもよく聞きますし。
とはいえ、やはり運用面では失敗している分、決断には勇気が必要でしたね。

― そのような中で、インタツアーのエンゲージメントプランに決めていただいたのはどのような理由からでしょうか？

倉科様：先ほどと重複しますが、やはり運用で一度失敗していますので、「継続的に無理なく運用できるか否か？」が判断基準でした。
とにかく継続的に運用しないと効果が出ないことはわかっていましたし、自分たちだけではSＮSのノウハウも運用の手数もないため、この課題をクリアにしてくれるサービスが必要でした。この視点からサービスを探していたときに、インタツアーのエンゲージメントプランを知りました。導入時はSNSの運用を代行してくれますし、その期間に並行して運用ノウハウを自社内に持てるため、今回は無理なく継続的に運用できるのではないかと考えました。

－具体的にうかがえますか？

倉科様：継続的な運用に必要なのは、工数をかけずに運用できるノウハウと記事にする「話題」（ネタ）を切らさないことの2点だと思います。
これまでは、投稿したい話題（ネタ）があっても、1本の記事にするまでには、とても時間がかかっていましたし、何枚も写真を撮って、選んで、調整して、、と、1本の投稿に膨大な時間を費やしていたと思います。
その状況で、今回ご提案いただいたエンゲージメントプランは、3か月の代行サービスがついていたので、とても助かりました。投稿のテーマやイメージを伝え、写真をお渡しするだけで、定期的にInstagramを更新していただけるので、工数は最初の準備だけでしたし、代行を依頼している3か月の間にSNSのノウハウを学ぶセミナーの開催など、より効果的な運用に向けて自社の採用担当と並走しながら進めていただけたので、ノウハウを得ながら、最小の工数でSNSを自社で運用できるようになったと思います。最初は不安もありましたが、とてもスムーズに移行できたと感じています。
もう一つの課題である「話題不足（ネタ切れ）」については、以前から利用していたインタツアー（学生のインタビュー記事や口コミ）をそのまま活用できるので、無理なく自社運用できています。

― 実際にエンゲージメントプラン導入後の効果はいかがですか？

倉科様：正直、驚きました。運用開始の1カ月目から約1万回の投稿閲覧があり、SNSを運用できていなかった間にずいぶん多くの接触機会を逃していたのだなと実感しました。今後は、ますますSNSを活用して就職活動に挑まれる学生が増えてくると思いますので、継続的に運用を進めていきます。