セミナーアフターレポート

2:勝つための採用戦術

勝つための採用戦術のポイント

採用における局地戦とは、①ターゲットを絞ることと、②情報を継続的に提供するということです。
まずはターゲットを絞ること、からお伝えします。

採用で負ける理由

まず、認知フェーズでは、採用ページやナビで検索させる。見つけて情報に触れさせる入り口を作ることが重要ですので、①ターゲットに対して②興味喚起をすることで社名やサービスの認知を獲得する状態に持っていきましょう。
具体的手法としては、広告×コンテンツです。まずは、発見されないという問題に対して認知・興味関心を上げるための戦術です。

認知から興味喚起で提供すべき情報

コチラの表は、フェーズごとに訴求すべき情報とチャネルの種類を記載したものです。
認知・興味関心の初期初期フェーズでは、興味喚起をすること。とにかく会社やサービスに対する認知、調べようという入り口を作ることが重要です。
全員に知ってもらう必要はないので、あくまで特定の人たちには知られているという状態を作りましょう。

認知や興味喚起の部分で重要なことは、ターゲットを絞り、そのターゲットが好む情報を大量に配信するということです。
総量で戦えば、大手の資本力にはかないませんが、局地に絞ることで、そのターゲット学生に対する発信量を上回ることは可能というイメージです。 広く採用の幅を拡げなくてはならない大手企業ですと、なかなか一部の人だけに絞った展開は難しいため、勝てる可能性が出てきます。
具体的な手法で考えると、認知の方法・チャネルはターゲティング広告です。TVCMや電車広告などは広く認知をさせることは可能ですが、ターゲットに知らせるには費用対効果が薄いです。弱者がとるべき戦略は、SNSやジオターゲティングなどアドテクを駆使したターゲティング広告となります。

 

さらに、訴求する情報が重要になります。 ターゲットの志向に対して最も訴求できる自社の魅力・特長を打ち出し、興味喚起をしていきます。

例えば、ベンチャー志向であれば早いキャリアステップや裁量権など、事業性で訴求する場合にはニッチトップで特別な技術をもっていることなどが、それらにあたります。

続いて選考中での比較検討に対する戦略、ブランディングについてお伝えしていきます。
エントリー後から選考中は継続して、他社との比較にさらされます。情報量や魅力の伝わり方によって、志望順位は都度変化します。

入社理由に繋がる魅力の要素を分解すると大きく4つに分かれます。
業界順位や上場の有無など会社組織、事業内容にかかわるもの。
やりがいや成長に繋がるなど仕事内容にかかわるもの、人や職場風土にかかわるもの。福利厚生や資格取得支援など条件・スキルUPにかかわるものですね。
これらをターゲットに合わせて情報提供していく必要があります。

局地戦におけるターゲットを絞るポイントを改めてまとめると、よりターゲット学生の属性に基づいたターゲティング広告やチャネルを使って、ターゲット学生が好む情報に絞って配信をするということです。